電気代が高騰

我が家は夫婦と飼い猫1匹。
自身は在宅ワークのため、仕事中も含め、ほとんどの時間を自宅で過ごしています。
昨年は夫婦のみ(猫なし)。同様に在宅ワークで自宅中心の生活で冬の電気代は月1万円程度で推移していました。
電気代高騰の影響額
今年は電気代高騰の影響をうけ、12月時点ですでに月額2万円近くまでになっています。
電気代高騰の影響で昨年と同じようなライフスタイルで生活をしていても1.3倍程度にはなるらしく、その影響を考慮すると月1.3万円程度であれば前年並みということになります。
今年は昨年と比べて、
・転居に伴いリビングが広くなったこと。
・猫ちゃん(1歳未満)のために暖房や加湿器がフル稼働していること。
・転居のタイミングで東京電力の料金プランがに変更になったこと。
これを加味すると納得の高価格です。
※東京電力での契約であってもスタンダードS等の新料金プランは電力自由化後の料金プランであり、旧来の従量電灯B等の規制料金ではありません。燃料調整費に違いがあります。
今後3月くらいまではエアコンが高稼働になることが考えられます。
12月時点ですでに月2万円、1月は3万。これはちょっと心配です。
過去の電気料金推移(東京電力:スタンダードS)
実際の請求金額が下記になります。
請求月 | 利用期間 | 請求金額 | 電力消費量(kWh) | 単価 (燃料調整費込) | 燃料調整費 (1kWhあたり) |
2022年7月 | 6/13~7/12 | 8,767円 | 247kWh | 35.49円 | 4.15円 |
2022年8月 | 7/13~8/12 | 10,436円 | 288kWh | 36.23円 | 5.10円 |
2022年9月 | 8/13~9/12 | 9,347円 | 247kWh | 37.84円 | 6.50円 |
2022年10月 | 9/13~10/12 | 8,595円 | 217kWh | 39.60円 | 8.07円 |
2022年11月 | 10/13~11/12 | 17,317円 | 416kWh | 41.62円 | 9.72円 |
2022年12月 | 11/13~12/12 | 19,517円 | 444kWh | 43.95円 | 11.92円 |
2023年1月 | 12/13~1/12 | 30,523円 | 668kWh | 45.69円 | 12.99円 |
11月以降は、暖房が稼働しだしたタイミングに加えて猫ちゃんをお迎えしたタイミングも重なり、急激に電気代が上がっています。
電気代の計算式
電気代の計算式は、「1時間あたりの消費電力(kwh)×電気代の単価」です。
これで、まず1時間当たりの電気代を算出することができます。
1時間あたりの消費電力(kwh)は、例えば、家電の消費電力が1200w=1.2kwであれば1時間使用した場合1.2kwh、30分使ったのであれば0.6kwhが消費電力です。
なのでエアコン(600wの場合)を24hで30日使ったとしたら、1ヶ月あたりの電力消費量は432kwhになります。
冬の寒い期間だったり、リビングの広さの影響もあるので我が家での実際の電力消費量はわかりませんが、稼働時間からして我が家の電力消費のほとんどはエアコンで間違いありません。
電力プランの見直し(電力会社の変更も検討)

東京電力の現行の料金プランから別の契約に変更するのは早めに行うとして、その他の対策も行わないと。
まず、東京電力の従来の規制料金プラン(従量電灯B)に契約変更しようかと思いましたが、なんと電話のみの受付とのことだったので従量電灯Bと同様、燃料調整費に上限のあるコスモでんきに変更することにしました。
規制料金プランというのは、燃料調整費の上限が設定あるため、電力会社の任意で金額を変更できないようになっています。
燃料調整費の比較

電力会社 | プラン名 | 燃料調整費(1kWhあたり) |
東京電力 | スタンダードS(新料金プラン) | 11.92円 |
東京電力 | 従量電灯B(規制プラン) | 5.13円 |
コスモでんき | コスモでんきスタンダード | 5.13円 |
これだけで月2千円程度違うので我が家のケースでは契約変更しない理由はないです。
追記:コスモでんきに見直し後の推移
請求月 | 利用期間 | 請求金額 | 電力消費量(kWh) | 単価 (燃料調整費込) | 燃料調整費 (1kWhあたり) |
2022年11月 | 2022/10/13~11/12 | 17,317円 | 416kWh | 41.62円 | 9.72円 |
2022年12月 | 2022/11/13~12/12 | 19,517円 | 444kWh | 43.95円 | 11.92円 |
2023年1月 | 2022/12/13~1/12 | 30,523円 | 668kWh | 45.69円 | 12.99円 |
2023年2月 | 2023/1/13~2/12 | 21,377円 | 724kWh | 29.52円 | -1.87円 |
2023年3月 | 2023/2/13~3/12 | 15,915円 | 551kWh | 28.88円 | -1.87円 |
2月請求分からコスモでんきに契約変更となりましたが、国による電気・ガス料金負担の激変緩和措置により燃料調整費は1kWhあたり△7円の調整が入ったためマイナスになっています。
電気使用量が増えたけど電気代は2月請求分から下がりました!
3月は暖かくなってきたので暖房利用が減り、請求金額も落ち着いてきました。
ちなみに国による電気・ガス料金負担の激変緩和措置で受けられる調整額は下記のとおり
・低圧契約(主に家庭向け)
2023年2月~9月請求分:△7.0円/kWh
2023年10月請求分 :△3.5円/kWh
とのことで案内が出ていました。
https://www.cosmo-denki.com/pdf/general/news/2023/20230123_info.pdf
電力消費の大半はエアコン

エアコン効率を上げるにあたって、効果的と思われるのはエアコン自体を新しいものに入れ替えて消費電力量を抑えることがまず考えられますが、交換にはそれなりの費用がかかるため、電気代は減るけど投資回収効果がバランスしないかと思います。
そこで今回は家から暖気が逃げないように防寒対策することにしました。
窓ガラスにぷちぷちシートを貼る

まず、わかりやすい対策としては窓ぷちぷちシートを貼るというものがあります。
ただし窓ガラスにシートを直接貼ることはガラスの種類によっては熱で窓ガラスがわれるリスクがあるのでご注意ください。
冬の間はさすがに大丈夫そうですが、春先には、はがしたほうが良いと思います。
我が家では、貼り直しが簡単そうな、面積小さめで、あまり日の当たらない場所のガラスのみ、ぶちぷちシートの防寒対策を取り入れることにしました。
カーテンを2重にする

カーテンを既存のレースカーテンと遮光カーテンに加え、もう一枚重ねるというワザを先日知りました。こちらをさっそく実行してみました。
カーテンを2重にするのではなく防寒対策フィルムのようなライナーも販売されているようです。
今回は追加で買うのが嫌だったので家にあったカーテンを使用しました。
写真のとおり遮光カーテンの裏に遮光カーテンを引っ掛けています。
窓から熱が逃げる対策になってくれれば嬉しいところです。
窓枠に断熱テープを貼る

続いて、窓枠の金属部分(サッシ)からの放熱を防ぐため、窓枠断熱テープを貼ることにしました。
断熱テープは、保温効果は間違いなさそうですが、貼った直後から猫ちゃんにさっそくかじられているので、今後ちょっと心配です。
冷気ストップパネルの設置

最後に、床とカーテンのスキマからひんやりした空気が入ってくるのを防ぐため冷気ストップパネルを購入してみました。
設置直後から窓付近のひんやり感がだいぶ減りました。
ホットカーペットを併用する
そのほか、エアコンのみの暖房では肌寒いのでホットカーペットも併用しています。
ホットカーペット上で毛布とかにくるまったらもうコタツみたいなもんです。
暖かさの体感度はあがるので、エアコンの設定温度が下げれます。
エアコンの設定温度を1度下げると消費電力が1割程度さがるそうです。
ホットカーペットの下には保温用の敷物を敷いています。
まとめ
あまり導入費用がかかると、投資回収までに期間がかかりすぎたり、節約にはならないのでなかなか難しいところです。
設定温度を下げたり、暖房を削らないと電気代削減にならないけど、寒いのは無理。
今回の対策で家の中が暖かくなったことは間違いないです。
電気代の削減になったかまではまだ微妙なところですが、こういった簡易な設備投資で暖房効率を上げることがよいのではないでしょうか。
筆者が今回買ったグッズはこちらです。
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