2021年ごろですが、切り抜き動画配信に取り組んだことがありまして、どういった手順・どういったソフトを使用して動画制作を行ったか、を紹介します。
実際に切り抜き動画を作ってみたい。
不要シーンをカットして再編集をしたい。
という方の参考になれば幸いです。

切り抜き動画制作の工程
切り抜き動画制作は
- 素材となる動画をダウンロードする。
- ダウンロードした動画の不要な部分をカットする。
- 動画編集ソフトで分割した動画ファイルを結合し、バナー、エフェクトをつけるなどの編集を加える。
- 字幕の追加編集をする。
- サムネイル画像を作る。
- Youtubeにアップする。
という6工程で作業を行いました。
使用したソフト

切り抜き動画は無料でもできるとも言いますが、怪しげなダウンロードサイトを経由したり、ソフトが使いにくくて慣れるのが大変だったり、、心を折られます。
継続的に作業を行うのであれば専用のソフトがあったほうが効率が良いだろう。と考え下記のソフトを利用しました。
動画ダウンロードソフト
Wondershare Uniconvertor
https://uniconverter.wondershare.jp/

シンプルなUIなので使いやすいです。
Wondershareのソフト購入時にはダウンロード保証サービス(2年)という謎オプションがあります。
https://support.wondershare.jp/recoverit-faq/about-download-insurance.html
購入したバージョンについては永久ライセンスですが、バージョンアップを経て型落ちとなった旧バージョンのダウンロードはいずれできなくなります。
筆者はオプションに加入していたのでPC入れ替え時に旧バージョンソフトの再インストールでサービスを利用しました。
ダウンロード保証サービスも2年とのことなので、インストーラーを消さないでバックアップ保存しておくほうが良さそうです。
インストーラーを保存しておけばオプション加入も不要なのではないでしょうか。
ダウンロードサイトや、そういった類の無料ソフトは基本怪しげなのでこちらソフトを使うほうがまだ安心だと思います。
動画のフォーマット変換とか、音声変換(mp3形式での出力など)その他多数の機能もあるようですが、あまり使ったことはないです。
字幕編集機能もありましたが使いたいとは思えませんでした。

カット編集ソフト(切り出し特化の動画編集ソフト)
※不要シーンのカット作業にはこちらのソフトが超便利。
Bandicut
https://www.bandicam.jp/bandicut-video-cutter/

簡単に素早くカットでき、複数ファイル出力が素早く保存できます。
操作のしやすさ・出力のしやすさが抜群です。画質も劣化なし。
時短作業に役立つのでタイパ・コスパが上がるソフトだと思います。
動画編集ソフト
こちらは好みがわかれる部分かと思います。
悩むところですが個人的にはFimolaが一番良いかな~と思います。
おすすめエントリーモデルの動画編集ソフト その1
Wondershare Fimora
https://filmora.wondershare.jp/

動画編集に必要な機能だけに限定されていて使いやすいです。説明書の類を見なくても直感で扱えます。Wondershare Uniconvertorと同じメーカーのソフトです。
おすすめエントリーモデルの動画編集ソフト その2
同じくエントリーモデルの買い切り動画編集ソフトだとPowerDirectorもオススメです。
余計な機能がついていないのでシンプル設計で使いやすいです。
買い切り版だとパッケージ版しかない点がデメリット。DVDからインストールすることになりちょっと面倒です。
実際に使いましたが、Fimolaよりもお安く、Fimola同様、直感で使えます。
扱いやすい良いソフトだと思います。
ちなみにパッケージモデルとダウンロードできるその他のグレードの違いはこちらから確認できます。
あまりパッケージモデルは推していない様子。
存在を知らずに高価格・高機能のダウンロード版グレードを選ぶ人が多そう。
無料の動画編集ソフトなら
DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve
メーカーはBlackmagicdesignという動画関連デバイスメーカーでもあるので質は間違いないです。
有料版はプロも使うレベルとのことです。無料版もあります。

操作は難しいですが無料なので、とりあえず試してみるのも良いかと思います。
プロ志向なら
Adobe Premire Pro
高機能なので値段もそれなりにします。
高機能だから操作も複雑。使いこなすまで時間が相当かかりそうですがプロも使ってるソフトです。https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
雰囲気だけでもプロ志向を味わいたい場合・買い切りが良い場合。
Premire Elementsという買い切り版もあります。
機能限定版ですがそれなりのお値段をするので試用してからの購入をおすすめします。
体験版はこちら
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-elements/free-trial.html
AI字幕加工ソフト
Vrew
https://vrew.voyagerx.com/ja/
AI字幕加工ってなんだ!?と思いますが自動字幕制作ソフトです。
操作も使いやすく、自動字幕の精度も高くオススメです。
無料のようですが、とても良いソフトなので、そのうち有料化するのではないでしょうか。

Adobe Premiere Proにも精度の高い自動字幕制作機能がありますが、ソフト単体のサブスクが月々プランで1ヶ月3,828円という価格が気になる点。
Adobe Premiere Proはプロレベルのソフトなので使いこなす自信があればAdobe Premiere Proでの動画編集を試してみるのも面白いかもしれないです。
画像編集ソフト
Adobe Photoshop Elements
https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-elements.html
これを使っておけば、間違いないという定番ソフトです。
通常版のPhotoshopはサブスク月々プラン、1ヶ月3,828円なので、買い切りソフトの利用でコストを抑えたい場合にはこちらのソフトが良いと思います。
あまり高機能は必要ないと思いますのでPhotoshop Elementsで十分だと思います。
サムネイル画像制作のためだけだとPhotoshop Elementsですらもったいない感じもしますが、使いやすく、見栄えの良いサムネイル画像が作れると思います。
フリーソフトでの画像編集はなかなか思うようにならず、作業ストレス強めでした。
ちなみにAdobeのサイトで買うよりもamazonで買う方がお得です。
フリーソフトではGIMPという有名な画像編集ソフトもありますが解説本もあるほどで、操作も難しい印象でした。
でも無料なので一度試してみても良いかと思います。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gimp/
価格
ソフト名称 | 価格(2023年2月時点) | |
ダウンロードソフト | Uniconverter | 8,980円(永続ライセンス) |
カット編集ソフト | Bandicut | 4,260円(永続ライセンス) |
動画編集ソフト | Wondershere Fimora | 8,280円(永続ライセンス) |
字幕編集ソフト | Vrew | 0円 |
画像編集ソフト | Adobe PhotoShop Elements | 19,580円(買い切り) |
計 | 41,100円 |
これらのソフトを買っていなければ、めんどくさすぎて動画のアップまでたどり着けずやめてしまっていたと思います。
永続ライセンス、買い切りを選択しておけば長く使えて、結果、他の用途へ流用できる可能性もあり、丸損にはなりにくいのではないでしょうか。
無料の編集ソフトもありますが、無料では透かしが入ったりすることもあります。
使いやすさ、という点においては上記のソフトを使用すれば間違い無いと思います。
参考までに Youtube動画のサイズなど

Youtube 通常動画のサイズ
1080p | 1920×1080 |
720p | 1280×720 |
あまり気にしなくても大丈夫と思いますが一応ご紹介。
1080pも高画質です。1080pの画質が良いのではないでしょうか。
それ以上に高画質だとファイルサイズも大きく、取り扱いが大変です。
Youtube Shorts 動画のサイズ|補足情報
動画の比率は1080×1920などの9:16の比率です。
ショート動画は縦長です。
横長の通常動画とは、縦横比率が逆です。
ショート動画用の動画は59秒より短い長さに動画を再編集することをオススメします。
1分ジャストで制作するとアップした際、Youtube側で測定される時間がブレるため、ショート動画のつもりでアップしてもショート動画扱いにならないことがあります。
最後に
切り抜きチャンネルは撤退しましたが、せっかく動画編集するのなら経験としてAdobe creative cloudに挑戦したほうが面白かったかもしれません。
よいツールを使えば当然良い動画も作れるはずです。
ただし、月々プランで1ヶ月10,280円とお高いのでAdobe creative cloudを買ってしまったら収支をプラスにすることはより難しくなり、継続が難しくなります。
こちらもAdobeのサイトで買うより、amazonで買う方がお得です。
オアシスです。Twitterもやっています。お問い合わせはこちらから。
